クレンジングでメークを落とす際、肌の保湿成分である細胞間脂質(セラミド)、天然保湿因子NMF、皮脂も一緒に落してしまいがちです。
細胞間脂質(セラミド)、天然保湿因子NMF、皮脂は肌の潤いを保つ重要な保湿成分です。
そのため、乾燥肌を改善するためには、これらの保湿成分を洗い落さないようなクレンジングが必要となります。そこで今回、肌の保湿成分を出来るだけ落さないクレンジング方法を学び、乾燥肌の改善に取り組みましょう。
乾燥肌を改善するクレンジング方法①:肌に刺激の少ないクレンジング剤を選ぼう!
クレンジング剤には多くの種類があり、効果も様々です。
メークを落としやすいクレンジング剤は、化粧の油分をキレイに洗い流せる界面活性剤という成分が多く含まれています。
この界面活性剤は肌への刺激が強く、肌に必要な皮脂まで洗い落してしまうため、肌の乾燥を助長する恐れがあります。
またクレンジングシートなどの、肌をこすってメークを落すタイプは、摩擦により肌へ強い刺激を与えてしまうため、乾燥肌の方にはオススメできません。
・乾燥肌の改善にはクリームタイプとミルクタイプがオススメ
クレンジング剤のクリームタイプは油分と水分のバランスが良く、界面活性剤の割合も少ないため、肌に優しく、メーク落ちの良いクレンジング剤です。
クレンジング剤のミルクタイプもクリームタイプと同じように界面活性剤の含有量が非常に少なく、肌に優しいため、乾燥肌の方にオススメのクレンジング剤です。
しかし、ミルクタイプは界面活性剤の含有量が少ない分、メークを落す洗浄力が弱いため、化粧をキレイに落せない場合があります。そんな時は、油分を多く含むクリームタイプのクレンジング剤を選びましょう。
・自分のメークに合ったクレンジング剤を
濃いメークを落すときに、界面活性剤が少ないクレンジング剤を使用すると、洗浄力が弱いために中々メークが落ちない場合があります。
いくら界面活性剤の含有量が少ないクレンジング剤が肌に優しいとはいえ、メークを落すために何回も肌をこすると、逆に肌を刺激してしまう恐れがあります。
クレンジング剤の成分はもちろん、自分のメークにもあったクレンジング剤を選ぶことが乾燥肌の改善に繋がります。
乾燥肌を改善するクレンジング方法②:正しくクレンジングを行おう
クレンジングはクレンジング剤の成分も大事ですが、クレンジングの仕方も大切です。
メークを落すために、肌にクレンジング剤を長時間付け、何回も擦ってしまうと肌に負担をかけてしまい、乾燥を助長してしまう可能性があります。クレンジングは素早く何度も擦らないように行いましょう。
・熱いお湯での洗顔や、洗顔のし過ぎはNG
熱いお湯は、お肌の皮脂を溶かしてしまい、流れ落ちやすくしてしまいます。そのため、32度前後のぬるま湯で優しく洗顔を行いましょう。
また、洗顔のし過ぎも肌の保湿成分を洗い落とししてしまう要因となりますので、控えましょう。
メークをする女性にとってクレンジングは欠かせません。しかし、誤った方法でクレンジングを行うと乾燥肌を助長させてしまう恐れがあります。自分の肌にあった、正しいクレンジング方法を学び、乾燥肌の改善に活かしましょう!